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鉄の起源はヒッタイトではなかった!?最古の人工鉄は4000年以上前

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歴史の教科書が書き換わってしまうような新事実が公表されました。

 

我々が現代的な生活をしていくうえで欠かせない“鉄”

その起源は、これまで約3000年前に存在した「ヒッタイト」という王国であると考えられてきました。

 

しかし、日本人調査団がトルコの遺跡にて「ヒッタイトで作られていた鉄とは違う鉄が、ヒッタイトよりさらに1000年前の地層から見つかった」と公表したのです。

 

一体どういうことなのか、詳しくまとめました。

 

ヒッタイトと鉄

ヒッタイトは、古代メソポタミア(現在のイラクあたり)にあった古代王国のひとつです。

メソポタミアでは、まず最初にシュメール文明が栄え、その後いくつかの興亡があったのちバビロン第一王朝が誕生しました。

 

バビロン第一王朝は、ハンムラビ法典の一節「目には目を、歯には歯を」で有名なハンムラビ王がメソポタミアを征服したことで繁栄した王朝です。

ハンムラビ王が全メソポタミアを征服した全盛期からさらに200年弱この王朝は続きましたが、突如ある国によって滅ぼされてしまいました。

 

そのある国というのが、ヒッタイトです。

ヒッタイトは大変高い製鉄技術を持っており、鉄製の武器や戦車など当時ではまさに最強ともいえる存在でした。

 

そのヒッタイトが後に何らかの原因で滅亡すると、その製鉄技術が周辺の国々に広がっていき鉄器時代が到来する・・・という流れになります。

ヒッタイトが鉄の起源ではない?トルコのカマン・カレホユック遺跡

 

ところで。

実はこれまで、ヒッタイトが鉄器で大暴れしていた時代の地層から発見された鉄が最古のものだったので、ヒッタイトが人類で初めて鉄を生み出したと考えられていました。

 

それが最近になって、ヒッタイト全盛期よりもさらに1000年前、紀元前1800年ごろの地層から鉄の塊が発見されたのです。

 

この鉄の塊はヒッタイトと時代が違う上に、ヒッタイトが作っていた鉄の成分とは異なるため、ヒッタイト製のものではないということが分かっています。

 

さらに鉄の塊が発見された地層ではほかにも、古代メソポタミア文明の中では見られない木造の建築物の遺構も発見されたといいます。

 

つまり、鉄を伝えたのはヒッタイトではなく“謎の文明”である可能性が出てきたのです。

 

製鉄には高温な炉が必要だったりなど、ある程度高度な技術が求められますが、

それがこれまで考えられてきた約3000年前どころか約4000年前に行われたというのは、なんともミステリアスで驚きですよね。

 

今後の研究に期待が高まります。

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