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エチオピア航空のボーイング737MAX墜落、事故原因は?日本への影響についても

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不安なニュースが飛び込んできました。

エチオピア航空の運航するボーイング社の航空機「ボーイング737MAX8型機」が、3月10日に消息を絶ち、墜落したと発表されました。

 

痛ましいことに、この飛行機に乗っていた乗員・乗客計157人全員が亡くなられたとのことです。

 

この事故機ですが、実は数か月前にも墜落事故(乗員乗客生存者なしとみられる)を起こしている“問題機”なのです。

しかもボーイング社の最新鋭機にも関わらず、です。

 

一体どういうことなのか、日本への影響はあるのかについて詳しくまとめました。

 

エチオピア航空302便墜落事故の詳細

 

2019年の3月10日、ボレ国際空港(エチオピアの空港/東アフリカ)から離陸したエチオピア航空302便が、離陸直後の約6分後に消息を絶ち、後に墜落したことがわかりました。

「737MAX エチオピア」の画像検索結果

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-10/PO5N3P6JTSE801

 

事故機は前述のとおりボーイング737MAX8型機で、事故機には乗員・乗客合わせて157名が搭乗していました。(日本人の搭乗はなし)

 

この事故の生存者は確認されず、全員が死亡したと発表されました。

 

事故原因については現在調査中とのことですが、現在識者の間では約5か月前に発生した同型機の墜落事故、「ライオン・エア610便墜落事故」の事故原因と関連性があるのではないかと指摘されています。

 

5か月前に起きた同型機の墜落事故

2018 年の10月29日には、インドネシアのLCC(格安航空)ライオン・エアが運航するボーイング737MAX8型機が、離陸後10分程度で墜落するという事故が起きていました。

 

こちらも乗員・乗客全員が死亡という大惨事になってしまいました。

「737MAX ライオンエア」の画像検索結果

https://www.aviationwire.jp/archives/144082

 

注目したいのが、今回のエチオピア航空墜落事故とライオン・エアの墜落事故、どちらも共通して“離陸直後の墜落”となっている点です。

 

実はライオン・エアの墜落原因の調査で、737MAX8型機に搭載されている「迎角センサー(AOAセンサー、後述)」の異常が原因との説が有力になっているのですが、ボーイングはまだこのセンサーの改修を行っていません。

(というより事故原因がまだ確定していないので、対応できないと言えます。)

 

エチオピア航空の事故原因はまだ調査が始まったばかりですが、ライオン・エアの墜落事故との共通点から「迎角センサー」の異常が原因と推測する識者が多いようです。

 

737MAX8型機と迎角センサーについて

737MAXは、2018年から引き渡しが始まったばかりのボーイング社の最新鋭小型ジェット機です。

従来の737型機をベースに、最新技術を盛り込んだエンジンやシステムを導入して燃費を向上させたモデルとなります。

「737MAX」の画像検索結果

https://www.aviationwire.jp/archives/114032

 

現在日本では737MAX型機は運航されておらず、737-700や737-800型機など一世代前のモデルが多数運航されています。

 

現在の航空業界では、かつてあったジャンボジェットのような大型機は燃費等の観点からあまり採用されず、経済性を重視した中型・小型機が主流になっています。

 

そのため、737MAX型機は業界の需要にもマッチした肝いり航空機でもあるのです。

しかし、前述のとおり737MAX型機は立て続けに大規模な墜落事故を起こしてしまったため、その安全性が疑問視されています。

 

ライオン・エアの墜落事故で事故原因と目されているのは、「迎角センサー(AOAセンサーともいう)」です。

 

迎角センサーとは、空気の流れに対して機体(翼)がどれだけ傾いているかを感知する装置のことです。

737MAX型機で指摘されているのはこの迎角センサーの異常なのです。

 

現在の最新航空機は高度なコンピューターによって機体の制御を行っているので、機体の傾きを感知するセンサーが異常な数値を出すとコンピューターが「機体の姿勢が異常だ!」と誤認してしまうのです。

 

実際にライオン・エアの飛行記録では不可解な機体の上昇・下降が起きており、事故の数日前からその現象は報告されていたといいます。

 

中国での運航中止

中国の航空当局は、中国国内で運航されている全ての737MAX型機を使用中止にする声明を発表しました。

 

中国国際航空(エアチャイナ)をはじめ、中国の航空会社でも多く運航されている航空機だっただけに、影響はかなり大きいと思われます。

 

このほかにも737MAX型機は全世界で多数運航されているため、中国以外の他国でも同様の措置が取られる可能性があります。

 

日本への導入計画はどうなる?

前述のとおり、737MAX型機は日本の航空会社ではまだ導入されておらず、一世代前の737NGシリーズが運航されています。

 

しかし、なんと僅かひと月前にANA(全日本空輸)が737MAX8型機を、日本で初めて導入すると発表したばかりなのです。(最大30機)

 

もちろん、ボーイング社は今回の墜落事故についても事故原因を詳細に調査し、不具合があった場合は修正・改良することになります。

ですが今回の一件が737MAX型機の導入にマイナスのイメージを与えたことは確実です。

 

導入見合わせになるかどうかは未定ですが、今後のボーイング社の対応次第といえるでしょう。

 

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