レッドリストと言われる、国際自然保護連合が作成した「絶滅の恐れのある野生生物のリスト」を知っていますか?
私は動物が好きなので定期的に確認しているのですが、お弁当や串揚げなどでは欠かせないうずらの卵を産む【鶉(ウズラ)】が2014年頃から現在にかけて絶滅の危機に瀕しているというのです。
目次
絶滅の危機にあるのは主に野生のウズラ
絶滅の危機にあるウズラは、レッドリストでは絶滅危惧種2類といわれ、【準絶滅危惧種】に分類されていて、狩猟などが制限されています。
そもそも野生のウズラはどこに住んでいるのでしょうか?
日本では北海道や九州地方に生息
主にユーラシア大陸を生息地として、冬場になると渡ってきて草原に産卵をするそうなのですが、【渡り鳥】だったという事実は意外と知られていないようです。
飛ぶというよりも、走ったりジャンプすることを得意としている鳥です。
ですが、飛行能力のないにわとりと違い、自由に空を飛ぶことが出来るようですね。驚きです。
ウズラ畜産農家は年々減少していっている
にわとりよりも、エサの単価が高く、卵自体の値段が低いとなると黒字で継続することが難しく、たたんでいきざる負えないそうです。
このまま生産者が居なくなってしまったら、ウズラは家畜、野生共に絶滅の危機に瀕されてしまいますね。
しかし、唯一ウズラを育てるメリットとしては成熟が早い生き物で、ウズラは生後40日で卵を埋めるようになるそうです。
生後40日ですよ!?
ウズラは実はペットととして飼える
絶滅の危機とはいえ、いまだ家庭で飼育することが可能なウズラ。
この動画を見る限りでは、【懐くというより慣れている】といった印象を受けましたが、何と言ってもこのコロンとしたフォルムと愛らしい顔がたまらないですよね。
こんな可愛らしい彼らが居なくなってしまったら非常に悲しいですし、串カツ屋や焼き鳥でウズラの卵を見かける事もなくなってしまいます。
どこで飼えるの?
大型のペットショップでは販売しているところも非常に多く、飼育が簡単という点で人気急上昇中なんです。⇒ペットショップのコジマ公式HP
エサはウズラ用・チャボ用フードでOK
家畜として飼育されてきた歴史が長いため、専用の餌が充実しています。
また、不足しがちなミネラル・ビタミン・タンパク質の摂取として葉野菜やミルワームなどの昆虫類を時々与えましょう。※ミルワームは顎が強靭の為、摂取した後にウズラの胃を傷つける可能性があるそうなので、頭をつぶしてから与えましょう。
ペット用のウズラの卵は食べちゃダメ!
トキソプラズマ原虫という寄生虫が居る可能性があり、経口媒介で感染すると眼の病気、流産や胎児の先天性異常などを誘発してしまうので、絶対に食べないようにしましょう。
私も以前、あまりにもペットのオカメインコが大量に卵を産むので、思わず食べようと思ったのですがやはり気が進まず。食べなくてよかったなとおもっています。
ジャパニーズクエイルと親しまれる日本のウズラ
海外の人たちのなかでは、ウズラの卵というのは日本特有の食文化という印象が強いようで、日本のウズラはブランドとして非常に親しまれているようです。
尚更絶滅の危機にある彼らをいかに守るか、存続させるかが大きな課題となっていきそうですね。
ウズラ以外にも、ラッコやコウモリのいくつかの種類が絶滅の危機に瀕しています。
貴重な彼らにとって住みやすい環境づくりへももっと配慮すべきだと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。